ビブスとは?種類から選び方、洗濯方法までご紹介! 

 

体育の授業などで着ることもあるビブスですが、昔はゼッケンと呼ばれていたのに、いつ間にビブスになったの?なぜビブスを着るの?など、今更聞けないビブスのあれこれについて、詳しく解説します。

ビブスって普通に洗濯しても大丈夫なのか、お値段てどのくらい?などの疑問にもお答えします。

 

ビブスとは?

 

ビブスとは、ベスト状のゼッケンのことで、色や番号をつけることによって、チームや役割分担を識別しやすくするものです。

 

ビブスの意味は?何語?

ビブスって、少し変わった響きの言葉だと思いませんか?あまり聞きなれない言葉だと思いますが、元々は「bib(ビブ)」という英語から来ています。

ビブはよだれかけ、胸当てを意味する言葉で、その複数形ということになります。確かに、赤ちゃんのよだれかけを大きくしたような形です。

 

番号入りビブス

定番の番号入りビブス

 

ゼッケンとビブスの違いは?

かつては、スポーツをする時に「ゼッケン」を使っていたことの方が多いように思いますが、ゼッケンは番号が書かれた布のことで、紐でつないだものをかぶって着用します。布そのものをウェアに縫い付けて使うこともあります。

主に番号を認識するために使うものですが、現在の主流はビブスで、国際的にもビブスが使われている場面が多いのです。

実は、番号がついた布をゼッケンと呼んでいるのは日本だけで、カタカナですがゼッケンは日本語です。元になった言葉はドイツ語だと言われていますが、「 Decken(デッケン)」=覆うという意味の言葉から来た、「Zeichen(ゼイチェン)」をローマ字読みしたなど、諸説あります。イタリア語やノルウェー語だという説もあり、本当のところは実はよくわかりません。

 

チーム名プリント

チーム名のプリントも手軽

 

ビブスはチームスポーツで必須

 

ビブスというと、サッカーなどチームプレイを行うスポーツで使われる場面をイメージするのではないでしょうか。

実際、ビブスを一番よく見かけるのは、スポーツシーンです。特にチームスポーツでは必須のアイテムです。

 

ビブスが必須のワケ

 

【練習の場合】

例えば、サッカーの練習で4対4のミニゲームを行う時など、チームを二つに分けただけではユニフォームが同じですから、どっちのチームだかわかりづらく、練習がしづらいでしょう。

そんな時にビブスを着用していると、味方と対戦相手を見分けやすくなりますので、バスケットやハンドボール他、チームプレイのスポーツでは、必須のアイテムです。

元日本代表監督のオシムさんは、練習を複雑にして頭を回転させるために、最大7色のビブスを使ったそうです。

普通の、1チーム20人前後での練習であれば、3色のビブスがあれば十分です。

チーム分けの際に「ビブスなし」というチームもできるので、3色で4チームを区別できるからです。

裏表で違う色の「リバーシブル」タイプのビブスもありますが、2色(2枚)のビブスを縫い合わせるタイプが多く、かさばってしまいます。そのため、実際に着用する選手にとって快適とは言えないようです。

チームの区分け以外にも、「人」を識別する使い方もあります。

例えば、練習ではなく、選手の能力を判断する「選考会」のような場合。ビブスは必須です。選ぶ側は選手の顔・名前が分かりません。そのため、「赤(ビブス)の6番」、「黄(ビブス)の2番」という風に区別して、評価します。

 

サッカー大会専用ビブス

サッカー専用のイラスト

 

【試合の場合】

サッカーの試合中には、出場している選手と控えの選手を区別するために、控えの選手にはビブスを着用しなければいけません。

これは、審判がプレー中のピッチ内の選手と、ピッチ外の控えの選手を見間違えないようにするためです。

日本代表の試合でも、控え選手がピッチ際でウォーミングアップをする際には必ず着用しているはずです。

大きな大会になると、大会主催者がビブスに大会のロゴをプリントしてオリジナルのビブスを制作して支給します。

Jリーグのチームなど、スポンサーがいる場合は、企業名やロゴが入ったビブスでスポンサーのPRに貢献します。

 

 

本格的な練習や試合ではなくても、仲間が集まって気軽にフットサルの大会に出場する時など、「ユニフォームを作るほどではないが、何か代わりの物が必要」と言うときはビブス一択ではないでしょうか?

フットサル用に5枚セットのビブスも販売されています。

袖ぐりが大きいので、動きを妨げないことから、バスケットボールの練習でチーム分けをする時によく使われます。

バレーボールのようにネットで陣地が区切られていれば、ビブスは必要ないかもしれません。バレーボールの場合、「リベロ」をあらわす「L」が印刷されたビブスが使われます。

 

ご希望の番号を一枚から

必要な番号を1枚から制作

 

チームスポーツ以外

チームスポーツ以外で代表的なものは、運動会でしょう。

団の色分けはもちろん、徒競走の時など役立ちます。自分のお子さんの見つけるのに苦労される方も多いはず。

応援に来てくれるおじいちゃん・おばあちゃんに「緑の8番」と伝えておけば、見逃してしまうこともなくなるでしょう。

同じく、スキーなどのウィンタースポーツでも個人の特定に役立ちます。 ゴーグルやニットキャップをかぶってしまうと人を見分けるのが難しいため、番号が入ったビブスを着用することで、それが誰だかわかるようになります。

最近では、eスポーツの大会でビブスを着用しているところも、ニュースで見かけますね。

 

スポーツだけじゃない、ビブスの使い方

 

ビブスの使い道はそれだけではありません。イベントや災害時にも活躍します。

 

イベントでの使い方

企業や自治体、団体が主催するイベントでもビブスが活躍します。

イベントを主催する「スタッフ」はお揃いのユニフォームを着ると思います。会場の雰囲気を盛り上げたり、スタッフ同士の団結力を高めるためです。

できるだけ目立つ色でイベント名や、企業名、ロゴの印刷も必要ですね。

Tシャツやウィンドブレーカーが定番ですが、最近は「ビブス」が非常に多くなっています。

理由は、「オリジナルビブス」を安価に作れるようになったからです。イベントで使う際には、派手な蛍光色のビブスに、イラストをプリントしてオリジナルビブスを制作してみてください。

オリジナルにするほでもないようでしたら、あらかじめ「スタッフ」や「STAFF」と印刷されたビブスを用意するだけで、十分役割を果たしてくれます。

 

ビブスにマーキング

ビブスにエンブレムを圧着

 

防災訓練や公共の活動

イベント以外では、

  • 防災訓練
  • ボランティア活動
  • 災害時や緊急時の医療活動
  • 交通安全運動
  • 地域見守り活動

などでも使われています。

ビブスを色分けしたり、「救護担当」などの文字入れをすることによって役割がはっきりし、誰に何を頼めばいいのかが一目でわかります。 すぐにわかるように、蛍光のイエローやオレンジなど目立つ色が使われることが多いです。

 

ビブスの種類は意外と豊富!

 

大きなベストみたいなものが一番馴染みがあると思いますが、ビブスは意外と種類も豊富なのです。用途に合わせて使い分けると良いでしょう。

 

ビブスの素材も色々

ビブスは、スポーツをするなら軽くなくてはいけませんし、汗をかきますから通気性も大切です。繰り返し使うなら丈夫な素材であることが求められます。

メッシュ素材が主流ですが、軽くて動きやすい反面、耐久性はやや低めです。薄いコットン素材のビブスもありますが、耐久性はあるものの、動きやすさや軽さという点からすると、やはりメッシュ素材の方が使いやすいでしょう。

また、1回きりの使用でいいなら、不織布のような使い捨て素材でもいいわけです。イベントなどでその時しか使わないということがわかっていれば、不織布にすると格安で揃えることができます。

 

オーソドックスなベストタイプ

ベスト型のビブスが、皆さん見慣れているのではないでしょうか。頭からかぶって着るタイプです。

サイズ調整はできないのものの、特別な縫製もいらないので、比較的安価なビブスです。

 

伸縮性のあるサイドゴムタイプ

サイドが開いていて、ゴムで留めてあるタイプのビブスもあります。ゴムなので伸縮性があり、ある程度体格が大きくても着やすいので、色々とサイズを揃える必要がありません。余裕があるので、動きやすさという点でも優れています。

ゴムではなく、紐で結ぶタイプもあります。

 

どんな体型でも着られる留め具タイプ

サイドが留め具になっていて、長さも変えることができるので、様々なサイズに対応できるビブスです。ただし、ベストタイプに比べるとどうしても価格が高くなってしまうため、用途が限られるでしょう。

 

被らなくてもいいファスナータイプ

前がファスナーになっているビブスもあります。被らなくてもいいので、着脱しやすいのが特徴です。留め具タイプと同じで、価格はやや高めです。

 

クリアファイル付きビブス

胸の部分にクリアファイルがついているビブスです。この部分に番号や文字を入れたものを入れられるので、あらかじめ印刷しなくても、役割表示が簡単になります。

 

反射テープ付きビブス

工事現場や夜間の警備などの場で使われる、反射テープのついた安全ベストです。暗くても人がいることがわかるので、作業員の方などが着用します。

 

イベントスタッフ用ビブス

イベント用スタッフビブス

 

ビブスの人気ブランドは?

 

ビブスは多くのスポーツブランドで販売されています。どのブランドに人気があるか、調べてみました。実際にビブスの着用率を調べることはできませんので、どれだけネットで検索されているかで、人気を計りたいと思います。

「ビブス (ブランド名)」で検索数の多い順にならべると、モルテンが一番です。2位以下は、ブランドの認知順と一致するのではないでしょうか?カッコ内の数字はGoogleでの1か月の検索数です。

 

月間の平均検索数でみるビブスの人気ブランド

  • モルテン(110)
  • アディダス(50)
  • ナイキ(30)
  • プーマ(20)
  • アシックス(20)
  • ミズノ(10)
  • アンブロ(10)
  • ミカサ(10)
  • トレス(10)
  • スボルメ(10)
  • アスレタ(10)

これらのブランドとは比較になりませんが・・・・当店「fungoal ビブス」もミズノと同じ(10)です。

 

ビブスの価格はどのくらい?

 

価格よりブランド重視の場合、お好みのブランドのビブスを選択されるといいでしょう。Amazonや楽天で購入できます。

 

ノーブランドの場合

ビブスは、素材や形によって、またはプリントの有無によって値段も様々です。用途によって適したものがありますので、安さだけで選ばずに、価格を抑えつつ、長く使えるものを選びたいところです。

価格の目安はおおよそです。お店によってまちまちなので、用途や素材と見合う価格を探しましょう。

 

プリントなし、本体のみ

色分けだけで、プリントなし、ベストタイプの本体のみのビブスなら、1枚500円くらい、高くても1,000円以内で購入できるでしょう。

もっと安いものもありますが、1回の使い捨てではなく、何度も使いたいのであれば、生地の厚さや耐久性なども考慮して選びましょう。

使い捨てでも良いなら、100均でも売っています。

 

サイドゴム、紐タイプ

サイドがゴムになっているタイプは、1,500~2,000円前後になるでしょう。作る枚数が多いと少し割引されます。

 

ファスナータイプ

ファスナータイプですと、1着あたり1,000~1,500円前後です。

 

使うシーンで選ぼう!ビブスの選び方

ビブスはサイズも形も色々あるので、どんなものが適しているのかは、着る人と使い方によって違ってきます。

 

どのような人が着るか

子供が着るのか、大人が着るのかによってももちろん違いますが、男性も女性も使う場合にはサイズを色々と揃える必要があります。着る人が決まっているならベストタイプにして、その人に合ったジャストサイズを選ぶようにするといいでしょう。

誰が着るか決まっていない場合には、どのような体型でも対応できるように、サイドゴムタイプか、価格は少し高くなりますが、留め具タイプがおすすめです。

子供が着る場合は子供用サイズのビブスが必要です。大人用は成人男性でも大き目に作られているので、子供には大きすぎます。

 

どのようなシーンで使うか

スポーツで着用するなら、とにかく軽さと丈夫だが大事。洗濯も頻繁にすると思うので、メッシュ素材で乾きやすいものがいいでしょう。

救護活動や防災訓練で使うなら、丈夫な素材のビブスがいいですし、一目でわかるように特に目立つ色を。イベントスタッフが着用するときにはオリジナルのロゴを入れたりすることもあるので、まとめて安く作ってくれるお店で購入するのがおすすめです。

 

使う頻度はどのくらいか

1回きりのイベントで使うなら、安価なもの、使い捨てのものでもいいでしょう。しかし、スポーツや防災訓練など、何度も使う場合には、耐久性が重要です。

生地は丈夫なものがいいですし、縫製もしっかりしていないと、洗濯の回数を重ねることで、だんだんほつれてきたりします。

と言っても、安価なビブスでも、月数回の使用なら十分長持ちします。

 

オリジナルビブス

オリジナルビブス

 

ビブスは普通に洗濯してもいい?保管方法など

 

ビブスを洗濯するときには、以下のことに気をつけてください。

 

ビブスの洗い方

ビブスは軽くするために、メッシュ素材など柔らかい布地が使われていることが多いです。できれば手洗いすることをおすすめしますが・・・

なかなか手洗いはなかなかできないですよね。そこで、洗濯ネットに入れて洗ってください。

プリントを長持ちさせるために裏返しにして、ネットに入れて洗います。手洗いコースやドライコースなどにして、脱水時間も1分程度にします。色移りを防ぐために、ビブスだけで洗いましょう。

洗剤はオシャレ着洗いでもいいですし、普通の中性洗剤を使っても大丈夫です。

汗や泥などの汚れが気になる時には、酸素系漂白剤を使います。塩素系漂白剤はプリントを傷めてしまうことがあるので使用しないでください。

干すときには布が傷まないように、陰干しにしてください。 メッシュタイプならすぐ乾きます。一枚一枚ハンガーにかけるのは手間ですので、まとめて紐に通して干してもOKです。

 

ビブスは乾燥機に入れない!

布地が傷むので、乾燥機は使わないでください。アイロンも使わないようにしてください。

 

使っていない時のビブスの保管方法

カビを防ぐため、しっかりと乾燥させてから保管するようにします。色褪せを防ぐため、直射日光の当たらないところで保管しましょう。

 

ビブスのたたみ方

メッシュタイプのビブスはシワになりにくい素材ですので、収納袋にクシャクシャに入れられることが多いのですが・・・。できればTシャツと同じように畳んで収納してください。

スポーツチームの当番制で洗濯する場合は、選手本人に畳ませるのがいいでしょう。

 

こちらのチームでは選手がビブスを丁寧に畳む習慣を大切にされています。

 

番外編~ビブスは手作りもできる~

 

ベストタイプのビブスであれば、手作りすることも可能です。型紙はインターネットなどで入手できます。

◆用意するもの

  • メッシュ素材の布
  • バイアステープ
  • ミシン糸

◆作り方

  • 型紙どおりに裁断します。
  • まず肩と脇を縫い合わせます。衿ぐりと袖ぐり、裾をバイアステープでくるんで縫います。

それほど激しい運動はしない小さな子供なら、手作りビブスでも十分使えそうです。番号の代わりに、動物やキャラクターのアップリケをつけてあげると喜ばれるでしょう。

 

ビブスまとめ~ビブスはスポーツにイベントに大活躍の目印!~

ビブスの使い方や選び方についてご紹介しました。スポーツだけだと思ったら、イベントや防災訓練など、様々なシーンで使われることがおわかりいただけたと思います。

素材や形もいろいろありますので、使うシーンに合わせて最適なものをお選びください。

 

ビブスはこのような方々におすすめです!

 

  • サッカー用にとにかくたくさんの色のビブスを用意したい。
  • 他のチームよりかっこいいビブスにしたい。
  • チームのロゴ入りの専用ビブスを制作したい。
  • サッカー練習の際、わかりやすくチーム分けをしたい。
  • 市販のビブスではなく、もっとチーム色を出したオリジナルのビブスがほしい。
  • チーム名入り、背番号入りのビブスが作りたい。
  • 幼児スクール向けのビブスをつくりたい。
  • フットサル用に番号入りで5枚だけほしい。
  • 紛失してしまった番号だけ用意したい。
  • チーム卒団の記念品にチーム名を入れたい。
  • ボランティア活動で社名入りのビブスでさりげなくPRしたい。
  • 団体名をプリントしたビブスで社会貢献をアピールしたい。
  • 社内用のビブスを制作して、社会活動やイベントで使いたい。
  • ビブスに会社ロゴを印刷したい。
  • イベントのスタッフジャンパーをより手軽なビブスに代えたい。
  • シルバークラブの活動で必要なビブスを予算内で安くおさめたい。
  • 社会福祉協議会のイベント用ビブスで最低6色は必要。
  • 子どもの通学路のパトロール用に、目立つビブスがほしい。
  • 学校行事等で、PTA役員が誰かを「見える化」できるアイテムを探している。
  • 運動会やイベントで子どもの見守り活動のために、学校名が入ったものがほしい。
  • 幼稚園の運動会で組分けして、園児たちがスムーズに動けるようにしたい。
  • キッズクラブで体を使ったゲームをする際、子どもたちにもわかるように色分けしたい。
  • 保育所の課題活動のサッカークラブ用に、子ども用ビブスがほしい。
  • 幼稚園で紅白帽子以外の色分けできるグッズを探している。
  • 卒園記念品として、園に何か役立つ贈り物を探している
  • 運動会で紅白帽以外の色分け方法を知りたい。
  • 複数の色分けをして、より運動会を盛り上げたい。
  • 2色以上の色分けで学年対応戦をやりたい。
  • 体育祭のダンス種目をもっとカラフルに見せたい。
  • 防災訓練用ビブスで役割を印刷したい。
    (対策本部、情報班、救護班、安全班、物資班、避難誘導、物資、本部、衛生、救護、施、総務、消化班)
  • 審判用のビブスを探している。
  • 激安、最安値でオリジナルビブスを作りたい。
  • イラスト入りでユニークなビブスを作りたい。
  • チャンピオンズリーグで見るようなカッコいいビブスが欲しい。
  • 60番とか70番とか、大きな番号のビブスが欲しい。
  • ビブスにチームのエンブレムを圧着したい。