オフサイド研修におすすめの5対3|親からコーチにお願いしてみては?

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前回前々回と「お子さんの試合の観戦力を上げる」をテーマにしたところ、「オフサイド」について取り上げて欲しいとの意見がありました。

 

確かに、オフサイドのルールは独特。
プレーの経験がなければルールを覚えたとしても、なかなか理解できないかもしれません。

 

そこで、チームのコーチや監督にオフサイドの研修会を開いてもらうよう頼んでみてはいかがでしょうか?

 

  • 親子でサッカーの理解を深める
  • レフリーへの異議が減る(あるいは正当になる)

 

などのメリットがありますので、コーチにも喜んでいただけると思います。

ただ、練習試合をオフサイド研修の場にするのは、おすすめできません。
オフサイドかどうかを判断する場面の出現頻度が少なすぎるためです。効率が悪いです。

 

オフサイドの判定を体験する場として、5対3のトレーニングをおすすめします。対象はU11以上です。
このトレーニングで、

  • 副審は何回もオフサイドかどうかの判定が求められます
  • 選手が練習時間を削って研修会に付き合うのではなく、しっかりディフェンスを崩す練習ができます
  • チームとしては、お金も手間もかからない、イベントの一つになります

(オフサイドの基本的なルールについての説明は省略します)

5対3のルール

 

  • 図のようにゴールラインと仮のセンターラインを設置
  • 仮のセンターラインは真ん中より攻撃方向にずらしてください
  • 5人が攻撃、3人がディフェンス
  • 5人が一方方向に攻撃
  • リスタートは5人から
  • 攻守は時間で交代

 

この練習に副審が入り、オフサイドを判定します。

 

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ゴールラインはドリブルで通過できません。ゴールラインをパスで超えると得点です。
もちろん、オフサイドのルールが適用されます。

 

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判定の前に、まずオフサイドラインのキープが重要

 

オフサイドの判定の前に、オフサイドラインをキープすることを学びましょう。
このオフサイドラインをキープできないと、判定もできません。

 

最初はコーチに先頭に立ってもらって、研修される方は後ろに並んでどのような動きになるか、体験しましょう。

 

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青2からパスが出た瞬間、副審がこの位置にいてはいけません。

 

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ここですね。

 

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試合と同じようにセンターラインもあります。センターラインを挟んで、ルールが変わることもしっかり学びましょう。

 

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攻撃側がボールを奪われないために

 

攻撃側は5対3と数的優位が「2」なので、ボールを奪われてはいけません。(攻撃側がボールを保持できないと、研修にもなりませんから)

そのためには幅と深みを使って、攻撃側に有利な状態をつくります。

 

これでは、青はすぐボールを奪われてしまいそうです。数的優位を生かしたポジションとはいえませんね。

 

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青4が気づいて幅が取れました。
良くなりましたが、もう一人、気づいて欲しいですね。

 

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そうです。青5です。

 

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これで、タテもヨコも広く使えます。

ただポジションを取るだけでなく、最初の状態にはなかったスペースを見つけ、使えるようになりましょう。

 

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少し下りた青5にタテパスが入り、

 

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大きく開いた青4にいいパスがでました!
今のはオフサイドでしょうか?

 

微妙ですねー。
青5がパスした瞬間、走っている青4はセンターラインを越えていたかどうかの判断ですね。

 

このように、オフサイドを判定する機会が何回もあります。副審はしっかり集中しましょう。
しかし、ここまでは副審にとっては簡単な場面です。オフサイドライン=センターラインだからです。

 

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(副審にとって)難しい場面

 

攻撃側がセンターラインを越えて、少し押し込んだ状態からも見てみましょう。
副審の仕事はハーフランを超えると、少しややこしくなりますので、しっかりついてきてください。

 

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青2はタテパスを受けようと、少し下ります。
しかし赤1がしっかりついてきました。

(副審は赤1のラインをキープします)

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青3は青4へのパスを選択。
青4は青3へリターン。
青3は青5へパス。

 

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このパス交換の間に、ポジションを取り直した青2がディフェンスの裏を狙って走り出します。
再び赤1がしっかりついていきます。

(副審も赤1についていってください)

 

青5は青2へのパスを諦め、いったん青3へ戻します。

 

 

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青3は運ぶドリブルで少し前進。

赤1はしっかりラインを上げます。

その間に青1が裏を狙ってます。

 

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青3から青1へ。オフサイドの研修には最適なパスが出ました。

 

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しかし、、、、副審がついていけてない!

「オン」にしろ「オフ」にしろ、このポジションで判断してしまっては、選手から信頼されなくなってしまいます。

 

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こういう経験をすることで、レフリーへの安易な異議が減るかもしれませんね。
少なくとも、応援中にオフサイドを判定できる位置にいないのに、「オフサイド!」とは簡単には言えなくなるでしょう。

 

ま、そのうちビデオ判定を通り越して、AIによる自動判定が導入され、レフリーもいらなくなり、判定にも文句つけようがなくなるでしょうけど。

攻から守への切り替えを早く!

 

赤がボールを奪った場合、「5本パスをつないだら得点」というルールにしましょう。
青は5人全員が襲い掛かるようにディフェンスするよう求めましょう。

 

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青がボールを奪い返したら、いったん後方に下げてから攻撃を続けます。

 

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トレーニングが簡単すぎる場合

 

数的優位「2」でトレーニングが簡単すぎる場合や、「ロンド」的な要素を入れたい場合は、「自陣では縦方向にドリブルできない」というルールを追加してみてください。

 

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さらに難易度を上げたい場合は、ゴールラインを超えるラストパスは、ダイレクト限定にしてください。
青3からパスを受けた青1は走りながらダイレクトで青2につなげば得点です。

 

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また、3対3+フリーマン2でもいいかもしれませんが、フリーマンを入れた場合、副審の難易度が非常に高くなってしまいますので、ご注意ください。

 

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